← 特典一覧

視聴者限定

株式の源さん

特典ライブラリ

特典 13 / 動画連動

JT株 解説資料

いくらなら買うか、配当が下がったらどうするか

動画連動の特典 配布中

動画を見てくださった方へ。
動画で話した数字と、「俺たちはいくらで買うか」の出し方を、1枚にまとめました。
数字は2026年9月14日の終値6763円を基準にしています。

1. いま何が起きているか(3行)

決算の翌日に上がった470円が、まるごと消えた形です。
9月9日の終値6610円は、決算を出した7月30日の6665円より安い水準でした。

2. 100株買うと、いくらで、いくら戻るか

項目金額
100株の購入代金(9月14日終値6763円)67万6300円
年間の配当(1株272円 × 100株)年2万7200円
税金を引いたあと(2割)年2万1674円
差し引かれる税金5526円

配当は136円ずつ、年2回に分けて払われます。
6月末までに持っていた人への136円は、9月1日に支払いが始まりました。
次の136円は、12月末に持っている人が対象で、振り込まれるのは来年3月の下旬です。

株主優待はありません(2023年の発送分をもって廃止)。

3. 「6500円」という数字の出し方

動画で「俺たちが買うのは6500円」と言いました。その算数です。

配当利回り=1年の配当 ÷ 株価

株価利回り
6800円4.00パーセント
6763円(9月14日の終値)4.02パーセント
6500円(俺たちが待つ線)4.18パーセント

272円 ÷ 6500円 = 4.18パーセント。
「配当272円が4.18パーセントになる株価」が6500円です。

たった0.16パーセントの差に、待つ価値はあるか

利回りで見ると4.02と4.18で、差は0.16パーセントしかありません。
ですが100株で見ると、出す金額が2万6300円変わります(263円の差 × 100株)。

年にもらえる配当が2万7200円ですから、ほぼ1年分の配当に相当する金額を、待つだけで節約できる計算です。

4. なぜ「今は買わない」のか(理由は2つ)

理由1: 今年の利益の3分の1は、為替で増えた分

本業で稼ぐ利益の見通しは1兆80億円で、1兆円に届くのは11年で初めてです。
去年の8670億円から、1年で1410億円増えました。

ただし、この1410億円のうち470億円は、為替で増えた分です。JTが自分で「為替の影響」として出している数字です。増えた分の3分の1が、会社の力ではなく円安のおかげ、ということになります。

しかも、JTが今年の利益を計算するときに置いた前提は1ドル156円25銭。
9月11日の実勢は154円65銭で、会社が見込んだより円高になっています。

去年は逆に、為替で253億円減っています。為替は毎年こうやって振れます。

理由2: 利益が減れば、配当も減る会社だから

JTは「利益の75パーセントを配る」を目安にしている会社です。
税金を引いたあとに残る利益が今年6440億円の見込みで、そこから4830億円を配当に回します。会社に残るのは1609億円だけです。

つまり、利益が減れば、配る金額も自動的に減ります。

実際に減らしたことがあります

2021年、JTは配当の予想を154円から130円に下げると発表しました。
1994年に上場してから、初めての減配です。

そのあと業績が戻って、最終的には140円まで持ち直しています。
「絶対に減らさない会社」ではない、ということです。

5. たばこは売れているのか

配当の元になるのは、たばこの利益です。ここも確かめました。

項目数字
国内の紙巻きたばこ(1996年度・ピーク)3483億本
国内の紙巻きたばこ(2025年度)782億本(ピークの4分の1以下)
男性の喫煙率(去年・厚労省)24.5パーセント(4人に1人)
JTが世界で売った本数(去年)5778億本(増えている)

国内は減り続けていますが、海外のほうがずっと多いので、世界では増えています。

ただし、利益が増えた理由は「売れたから」ではありません

上半期の利益がどこから来たかを、JT自身が出しています。

要因金額
値上げ+1542億円
為替+356億円
本数▲80億円

本数で稼いだ分はマイナスです。 値上げと為替が無ければ、上半期の利益は増えていません。

10月1日からも、プルームのスティックが40円上がります(8月5日に国の認可取得済み。火をつけるほうは今回は据え置き)。
加熱式のプルームは日本の上半期で59億本、前の年より35.9パーセント増えていますが、値上げで稼ぐのがいつまで続くかが、272円の配当を出し続けられるかの分かれ目です。

6. 配当が下がったら、どうするか

次に確かめる日は「10月29日」

2026年10月29日、JTが9か月ぶんの決算を出します。(JTのIRカレンダーで公表済み)

その日に見るのは1つだけです。

272円の配当予想が、変わるかどうか

下がったらどうするか

配当が減る株を、高い株価で持つ理由はありません。

配当利回りは「配当 ÷ 株価」です。配当が減れば、同じ株価でも利回りは下がります。
「高配当だから持っている」という理由で買った株なら、その理由が消えた時点で、持つ理由も消えます。

ただし、慌てて売る必要もありません。

7. この資料のまとめ

今の株価(9月14日終値)6763円(利回り4.02パーセント)
俺たちが待つ株価6500円(利回り4.18パーセント)
その差100株で2万6300円
買わない理由1増えた利益1410億円のうち470億円は為替。しかも今は会社の前提より円高
買わない理由2利益の75パーセントを配る会社。2021年に実際に減配し、翌日に株価が一時10.1パーセント下落した
次に確かめる日10月29日(9か月ぶんの決算。272円の配当予想が変わるか)
すでに持っている人残りの136円は12月末まで持っていれば入る。慌てて売る必要はない

数字の出どころ

すべてJTが公表している資料と、公的機関の統計です。

本資料は投資教育・情報提供が目的で、特定銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。
個別企業への言及は、各社の公式発表など公開情報にもとづく解説です。
数字は2026年9月14日時点のもので、正確性や将来の結果を保証しません。
投資の最終判断はご自身の責任でお願いします。

特典ライブラリに戻る

このページは株式の源さんの視聴者限定です。URLの転載はご遠慮ください。